「中国山地の生野に源を発する円山川下流の一画、町の中央をさして大きくもない大谿(おおたに)川が流れ、円山川に合流している。湯治場としての歴史は古く、神亀元年、湯嶋を訪れた行基が薬師堂を建立、同堂がやがて町から望める常喜山温泉寺に発展したのだ。
 湯嶋の温泉寺は、但馬三十三ヶ所の納札所。ここへ湯治にきた客は、長い石段を登って山の中腹に営まれる温泉寺に参詣し、寺から湯柄杓を受け、滞在中、大事につかうのが習わしであった。
〜中略〜
 当時、湯嶋には約五十軒の湯治専門の宿屋が、一の湯、御所湯、曼荼羅湯などの「外湯」の周りに棟を並べていた。
 江戸初期、湯治客は土地の村役衆に頼み、素泊まりで自炊して湯治をした。普通の家でも、自炊の客に部屋を貸していた。
 湯嶋が「但馬のゆ」として有名になるにつれ、資産を持つ地主層が、客を泊める家構えを作り、専業の宿屋へと発展していったのだ。
 自炊の木賃宿は何十軒もあった。
 だが、木賃宿はもちろん、格式を持つ宿屋でも、内湯はなく、客たちは湯柄杓や桶をたずさえ、外湯(共同浴場)へ出かける。
 湯にも各種あり、「入込湯」は湯銭が不要。「幕湯」は入浴時間が決められ、一日三回湯女が知らせて回る。「切幕」は家族風呂。一日二回利用でき、入浴は金一歩だった。
 この湯嶋には、湯治場につきものの女郎はいず、一の湯をはじめどの湯の入り口にも「定一、入湯之節、喧嘩口論音曲雑談、惣而、騒がしき儀、致す間敷事。一、遊女野良夜の子の類、相招き遊興致す間敷候、併せて往来に於いて猥りに高声にわめき申間敷事」などと書かれた制札が掲げられていた。
 規則正しく温泉治療をするため、町役を中心に町全体がまとまって運営されているのが、他の湯治場と大きくちがうところだった。」(引用:澤田ふじ子著「心中雪早鐘」より)

 湯嶋とはいまの「城崎温泉」のことはいうまでもない。

 城崎温泉外湯めぐりは約1.5km内に七湯あり、ゆかたと下駄でのんびり湯めぐりするのが一番。 特に宿泊者には各旅館で「無料入湯券」を用意しているので、利用されたほうがよい。一般ですべてを回ると3800円もする。
 ただ、これらを利用するにあたっては、宿泊している証明が必要です。例えば、浴衣でいくとか、旅館の名前が書いてあるものをもっていかないと、無料券が有効にならない場合がありますので、要注意です。 私も「ジーパン、Tシャツ、ズック靴」の身なりで入ろうとして、宿泊者かどうか尋ねられました。(それとも不審者と思われたか:笑)幸い旅館のタオルを持っていってましたので、なんとか入れてくれましたが・・。
 それと、平日に行かれる場合は定休日に気をつけてください。
 ここ城崎の外湯はすべていろんな源泉を管理して混ぜ合わせてありますので、多少の違いはありますが、お湯を楽しむというより建物や湯船を楽しむのがいいでしょう。
地蔵湯 衆生救いの湯 500円 7:00-23:00
 なんの変哲もない普通のお風呂です。
一の湯 開運・招福の湯 500円 7:00-23:00
 ここ「一の湯」は、江戸時代の名医、後藤艮山が温泉の効能について研究をはじめ、その後、弟子である香川修徳が意思を引き継ぎ集大成の「一本堂薬選」を著した。そのなかに「此邦諸州温泉きわめて多し、而して但州城崎新湯を最第一とす」と記した。新湯とはいまの「一の湯」のことである。
 昭和に入ると温泉医学に尽力した慶応大学藤浪剛一教授が、「海内第一泉」と碑文を読んだ。
 さすが、江戸時代から昭和にかけての城崎温泉のお湯は本当によかったのだろう。
 いまやその面影は写真で見るような壮大な建物にしか残らないのは残念。

 洞窟温泉ができてたんですね〜。内湯から入っていくと、そのまま半洞窟状態なんで、ちょっと違和感がありますが・・。昔ここが「海内第一泉」といわれたところです。さすがに建物は素晴らしい。
【10/13】夜の風景もいいですよね〜。
まんだら湯 一生一願湯 500円 15:00-23:00
 定休日でした。翌日入ろうにも15時からですんで、待ってられへんし・・。残念。次回いくことにします。
【訪問:10/13】外湯めぐりはお昼に限るなぁ。夜はどこもイッパイです。ここは樽風呂がお勧め。
さとの湯 ふれあいの湯 800円 7:00-23:00
 一番新しい外湯です。だからかどうか、どうもスーパー銭湯並のノリですわ。こんなとこまできて、あんまり入りたくないなぁ。
 外観はそれなりの威容があるのに、ちょっともったいない。
柳湯 子授けの湯 500円 15:00-23:00
 なんとまぁ、あっさりした湯船です。オッチャン二人連れで入ってきて、一人がいきなり深いほうへ足入れたもんやから、おぼれそうになった。片方のオッチャンもつられてドボン。
 3人で苦笑い。(この場合、大笑いもでけんやろ。ほんまにたのむわ〜)
御所湯 美人の湯 500円 7:00-23:00
 先客が二人。一人はチョンマゲやん。まぁ五月場所が終わったばっかなんで、地元に帰ってきましたっちゅう感じです。(付け人もいないんで、有名なお相撲さんとは違うでしょうが、顔は見れなかった)
 湯船は二つの輪をくっつけたようなもので、右側が浅い。
鴻の湯 しあわせを招く湯 500円 7:00-23:00
 七湯のなかで一番露天風呂が大きい。駅から一番遠い場所にある。駐車場も広いが、前は無料やったけど有料になってるがな。
その他
 湯めぐりしながら街並の風情を楽しむのもいいですね。写真1は城崎温泉の観光にはいつもでてくる風景ですね。写真2は「鴻の湯」前にある源泉のひとつと「温泉タマゴ」ができる施設です。ゴボゴボでてますので、熱湯注意です。写真3は城崎駅前にある飲泉場、写真4は一の湯前の飲泉場です。
城崎温泉外湯めぐり
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