■ 飲泉の適応症と禁忌症
泉質 飲用時の注意点 適応症 禁忌症(飲んでは駄目な人)
食塩泉
(塩化物泉)
- 慢性消化器病、慢性便秘 腎炎、ネフローゼ、高血圧症
重曹泉
(ナトリウム-炭酸水素塩泉)
- 慢性消化器病、痛風、高尿酸血症、肝臓病、糖尿病 腎炎、ネフローゼ、高血圧症
硫酸塩泉
(芒硝泉、正苦味泉、石膏泉)
- 慢性胃炎、便秘、胆嚢や膵臓の機能低下時、胆嚢削除やその他手術後、慢性肝炎、脂肪肝、 進行中の肝硬変、慢性でも活動中の肝炎、下痢気味
(芒硝泉は他に腎炎、ネフローゼ、高血圧症)
炭酸泉 - 慢性消化器系疾患、慢性便秘 -
放射能泉 - 慢性消化器系疾患、痛風、高尿酸血症、慢性胆嚢炎、胆石症、神経痛、筋肉痛、関節痛 -
鉄泉 飲用後はお茶やコーヒーは控える、就寝前も控える 貧血、萎縮性胃炎 -
酸性泉 歯を溶かす作用があり、飲用後は口をすすぐ 慢性消化器系疾患 -
硫黄泉 - 糖尿病、痛風、便秘 下痢気味
単純泉 - 成分による -
■ 飲泉の前提条件
● 「温泉飲用許可済証 温泉の成分、禁忌症、飲泉の注意事項掲示表」を確認しましょう。
  これは必ず都道府県から許可されなければ「飲泉」できませんから、当然掲示されています。そういうのがない場合は、絶対に飲泉しないこと。
● 湯の華などの浮遊物がある場合は、絶対に飲まない。
● 新鮮な温泉を飲む。
  源泉があればそこから、またはそれに極力近い場所から飲むこと。間違っても「循環ろ過」した温泉は飲んではいけません。
  また、持ち帰っても温泉の泉質によって「温泉の老化現象」が起こるので、十分な効能は期待できません。よって、持ち帰る場合はせいぜい2日分ぐらいにするのがいいでしょう。
■ 正しい飲泉の方法
● 一般的には、食前30分前から60分前が効果的とされています。
 但し、食後に飲んだほうが効果があるのは、放射能泉、鉄泉、ヨウ素や砒素を含む温泉です。空腹時では、胃の粘膜に支障をきたすことがあります。
温泉の通知簿
安心して飲むための注意事項